日本市場向けに受注から約2週間の納期を実現
ソニーセミコンダクタソリューションズの100%子会社であるミドクラジャパンは5月7日、日本市場に向けてNVIDIA HGX B200を搭載したSupermicro製GPUサーバの受注を同月より開始することを発表した。
一般的にハイエンドGPUサーバの日本国内での即時調達は難しく、発注から国内での調達までに数か月ほどかかることもあるという。ミドクラジャパンは、今回、Supermicro製GPUサーバの調達において、国際的な供給体制に関する高度な知見を有するHASHCAT JAPANと連携することで、各種要件に柔軟な対応を可能とし、受注後、約2週間という短納期での調達を実現することを可能としたという。
B200以外にもH100/H200搭載サーバの受注も対応
取り扱うGPUサーバは、B200を8基搭載した「AS-A126GS/SYS-A22GA」で、必要に応じてGPUやメモリ、ネットワークアダプタなどの追加も可能。また、B200のほか、H100やH200を搭載したGPUサーバならびに対応周辺機器についても受注を行うなど、今後もラインナップの追加を随時行っていく予定とする。
各種のサービスをオプションとして用意
さらに、GPUサーバの販売に併せて、複数のGPUサーバで構成される環境を仮想化し、スケールアップ可能なクラスタとして動作させることができるGPUクラスタ環境構築サービスや、クラスタ化されたGPUサーバ上でさまざまなAIモデルを使用したAI開発環境を構築することができるサービスをオプションとして提供。これによりGPUの性能を最大限に引き出し、大規模なモデルのトレーニングやデータ処理を高効率で行うことが可能となるという。