東京理科大学ら6機関でつくるチームが開発した、“ガンダムカラー”の小型自律分散型環境センサー「TEM」(TSL Environment Monitor)が、スペースX(SpaceX)のFalcon 9ロケットで打ち上げられた。国際宇宙ステーションに輸送された後、船内の空気環境を測定する軌道上実証を行う予定だという。
TEMは、東京理科大学や高砂熱学工業、大和大学ほか6機関からなる「TEAM SPACE LIFE」(TSL)でつくりあげたもの。バンダイナムコグループが進める「ガンダムオープンイノベーション」の公認プロジェクトとして支援を受け、東京理科大学 スペースシステム創造研究センターが主導して装置を開発。国際宇宙ステーション(ISS)の搭載機器としての安全性や信頼性を確保しつつ、ガンダムを想起させるユニークなデザインも施したのが大きな特徴だ。
東京・北の丸公園の科学技術館で2024年に開催された企画展「GUNDAM NEXT FUTURE SCIENCE展」でも同センサーが“宇宙時代につながるテクノロジー”のひとつとして紹介されており、今回ISSで正式に使われる機材として宇宙へ飛び立った。