リクルートは1月16日、同社が提供する給与支払いサービス「Airワーク 給与支払」を通じて、賃金のデジタル払いへの対応を開始したと発表した。同サービスを利用する企業の従業員は、リクルートMUFGビジネス(RMB)が手掛ける決済ブランド「COIN+(コインプラス)」を組み込んだスマホアプリ「エアウォレット」で給与の受け取りが可能になる。デジタル給与払いの事業者はPayPayに次ぐ2社目。

  • リクルートが給与デジタル払いの提供を開始した

    リクルートが給与デジタル払いの提供を開始した

働いた分の給与を好きなタイミングで受け取れる「即払い」にも対応しており、最短10分で30万円を残高上限額とした受け取りができる。PayPayは残高の上限を20万円としている。COIN+を利用すると、口座連携した金融機関(2024年12月18日時点で41行の銀行)と入金や出金が何度でも無料できる。即払いの手数料は1回あたり110円。

リクルートは三菱UFJ銀行と保証委託契約を締結しており、RMBの破綻などの緊急時には「COIN+」アカウントで保有されている給与相当額が保証される態勢を整備しているとのことだ。

  • 「給与の即払い機能」を提供

    「給与の即払い機能」を提供

事業者が福利厚生の一環として従業員に給与即払いを提供することで、給与を好きなタイミングや頻度で受け取りたいというニーズがある従業員のリテンションや採用力の強化につながると同社は考えている。実際、リクルートが給与即払いを求人検索サイト「タウンワーク」で訴求したところ、訴求前と比較して平均応募数が19.0%も増加するという結果が出た。

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