クラウド会計ソフトのフリーは11月5日、同社が提供する「freee人事労務」において、資金移動業者の口座への賃金のデジタル払い(給与デジタル払い)に対応したと発表した。
現時点では、PayPayが提供する「PayPay給与受取」に対応する。新しい給与の支払方法にも対応することで、多様な働き方の実現やキャッシュレス決済の普及促進につなげる。
PayPay給与受取の利用において、freeeのユーザーとPayPayの間で法人契約の必要はない。振込は1回あたり20万円まで。PayPay給与受取の入金用口座、従来の給与受取口座それぞれにたいして振込手数料が発生する。freee人事労務では従来の給与受取口座とPayPay給与受取の入金用口座の両方を組み合わせたFBデータを作成することが可能だ。
同社は10月、freee人事労務の新ビジョンと新たに展開する4つの事業領域と5つの新サービスを発表した。正社員だけでなくすべての雇用形態の従業員に対して、だれもが自分らしく活躍できる環境づくりを目指す。