パナソニックは、水素を活用するエネルギーソリューションの総称として「Panasonic HX」という名称を設定。英国にある同社の電子レンジ組立工場の使用電力を、再生可能エネルギーでまかなう実証設備導入を皮切りに、水素事業のマーケティング活動やコミュニケーション活動で使っていく。

  • Panasonic HXを象徴するCGイメージ(実際に存在する施設ではない)

まずは、純水素型燃料電池と太陽電池、蓄電池を組み合わせた3電池連携制御や、水素による発電時の熱エネルギーを効率的に活用するソリューションなどを対象に、Panasonic HXという名称を使っていく。

この名称には、「環境負荷の少ない水素(H)の本格活用」という新たな選択肢を提案し、「パートナー企業や行政、ビジネス顧客とのコラボレーション(X)」によって、「脱炭素社会へのトランスフォーメーション(X)に貢献していく」という決意を込めているとのこと。

また、水素を活用する再生可能エネルギーの先進性や、持続可能な地球環境に対する期待感の醸成をめざし、Panasonic HXの世界観を、一貫性のあるトーン&マナーやビジュアル表現によって訴求していく予定だという。

同社では、脱炭素社会や水素社会の実現に向け、長期視点で水素事業の発展に取り組み、パナソニックの水素を活用したエネルギーソリューションを「Panasonic HX」に象徴させる。同社ではこれにより、英国や欧州市場での認知拡大をめざすとしており、将来的には環境貢献事業を牽引するフラッグシップとして事業拡大とともに、グローバルに展開していく予定とのこと。