2024年第2四半期の半導体製造装置販売額が、前年同期比4%増の268億ドルとなったとする調査結果を日本半導体製造装置協会(SEAJ)がSEMIが共同で発表した。

前年同期比での各国・地域別の成長率を見ると、欧州が42%減、台湾が31%減、韓国が20%減、北米が19%減と2桁のマイナス成長を記録した一方で、日本の6%増に加え、その他が46%増、そして中国が62%増と高い伸びを見せている。また、前四半期比でみると、欧州が50%減と前年同期と同様に大きく下げたほか、日本が11%減、韓国も13%と2桁のマイナス成長を記録したほか、中国も2%減を記録している。このほか、北米は27%増、台湾が66%増、その他が58%となっている。

販売金額で見ると、トップは中国の122.1億ドルで全体の46%を占めている。2位は韓国の45.2億ドル、順に台湾の39億ドル、北米の24億ドル、日本の16.1億ドル、その他の12億ドル、欧州の9.4億ドルとなっており、中国向け販売比率を高めている半導体製造装置メーカーも複数見受けられる状況となっている。

なお、同統計は、80社以上の半導体製造装置メーカーから提供された月次販売額データを集計したもので、日本企業についてはSEAJが集計を担当し、それ以外の地域はSEMIが集計を担当している。

  • 2024年第2四半期の半導体製造装置販売額の国・地域別内訳

    2024年第2四半期の半導体製造装置販売額の国・地域別内訳 (出所:SEAJ/SEMI)