Microsoftは8月29日(米国時間)、「Windows news you can use: August 2024」において、2024年8月のWindows 11に関する最新トピックを紹介した。Windows 11のタスクバーやファイルエクスプローラーの新機能、「Windows アプリ」のプレビュー版、Intune Advanced Analyticsの新しいリソース パフォーマンス レポートなどといった更新情報がまとめて報告されている。
2024年8月のWindows 11主要アップデート情報
主なトピックは次のとおり。
セキュリティのトピック
Microsoftでは、Microsoft Entraのグローバル管理者に対し、2024年10月15日までに、Azure PortalにアクセスしてテナントのMFA(多要素認証)を有効にするように警告している。10月16日以降は、Azure Portal、Microsoft Entra 管理センター、Microsoft Intune 管理センターのそれぞれでMFAが必須化されるためである。ただし、10月15日までの間にAzure Portalで設定することで、MFA有効化の対応期限を2025年3月15日まで延期できる。
デバイス管理の新機能
- Intune Advanced Analyticsで、CPUまたはRAMのスパイクで発生するパフォーマンス低下を特定できる新しいリソース パフォーマンス レポートが利用可能
- Windowsパッケージマネージャー(WinGet)バージョン1.8をリリース
- Windows 365のEnterpriseエディションおよびFrontlineエディションで新しいGPU対応クラウドPCの一般提供を開始
Windows Server の新機能
- AzureのWindows Server 2025 Evaluation VMでホットパッチのプレビュー版を提供開始
- Windows Server DatacenterのAzureエディション プレビュー ビルド26257を提供開始
生産性とコラボレーションの新機能
- スタートメニューの [ピン留め] セクションからアプリをドラッグしてタスクバーにピン留めできる
- ファイルエクスプローラーでタブを右クリックしてタブを複製できる
- 様々なデバイス上のWindows デバイスとアプリに接続できる「Windows アプリ」のプレビュー版をリリース
そのほか、Windows InsiderプログラムではWindowsのさまざまな新機能のプレビュー版が利用可能になっている。Microsoftは、改善された機能や新機能を活用して、組織の保護の強化や、生産性の向上を実現することを期待していると説明している。