オプティムは11月29日、メーカーとユーザーをデジタルでつなぐ、製造業向け顧客接点DXサービス「OPTiM Hardware My Portal」を2024年4月にリリースすると発表した。

同サービスは、機器のメーカーが、機器の利用ユーザーに対してユーザー専用のポータルを構築し、メーカーとユーザーとのやり取りをデジタル化することで、顧客満足度を高めかつメーカーの収益を最大化するサービス。

  • 製造業向け顧客接点DXサービス「OPTiM Hardware My Portal」概要

    製造業向け顧客接点DXサービス「OPTiM Hardware My Portal」概要

具体的には、製品の導入時期や、対応履歴、顧客のアクセス履歴などをAI(人工知能)が自動的に分析し、営業に必要な対応をレコメンドする。機器メーカー 営業担当者はレコメンドを利用し、顧客から問い合わせがある前に提案を行えるようになる。先回り営業を実現することにより、機会損失を防ぐだけでなく、アップセル&クロスセルを実現するとしている。

また、LLM(大規模言語モデル)によるサポートもある。顧客対応にLLMを活用することで、FAQ記事や、質問に対する回答案の自動作成・問い合わせに対してAIチャットボットによるの自動回答を実現。ナレッジの蓄積だけでなく、サポートの効率化・自動化を目指す。

また、子会社や、外部企業、販売代理店に同サービスを公開し、対応履歴や、顧客からの要望を集約することも可能。またアクセス履歴を解析することで、顧客ニーズを収集できる。

同社は現在、同サービスの開発の最終段階に入っており、試用版のユーザーを募集している。実際にユーザーに使ってもらうことで同サービスの利用満足度向上を目指しているとのことだ。