インフォコムは2月28日、同社が医療機関向けに提供している「CWS(シーダブリューエス)就業管理システム」について、2024年から始まる医師の時間外労働規制のうち、特に実態把握・対応が難しいとされる「連続勤務時間制限・勤務間インターバル」の管理・把握に対応したオプション機能の提供を2023年4月1日より開始すると発表した。

  • オプション機能の概要

    オプション機能の概要

長時間労働が常態化する医師の働き方改革に向け、2024年4月からは医師も勤務時間に罰則付きの残業規制が適用される予定だ。規制のうち、特に勤務と勤務の間の休息時間「勤務間インターバル」確保については、「外勤」と呼ばれる医師特有の働き方である他機関での兼業・副業も考慮する必要があるなど複雑で、手作業での管理がほぼ不可能なことから、規制対応の「落とし穴」となっているという。

同社は2014年から医師や看護師の勤務時間を管理する医療機関に特化した就業管理システム「CWS」の販売を開始しており、現在全国250を超える医療機関で導入されている。今回、CWSに副業・兼業も考慮して勤務間インターバルを把握し、規制に違反する可能性があれば管理者にアラートで通知することが可能なオプション機能を追加する。

規制の変更があった場合でもサービスに速やかに反映させ、医療機関における医師の働き方改革、それを支える事務スタッフの業務効率化を支援していく考えだ。