MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ、MONET)は1月23日、自治体や企業などのLINE公式アカウントからオンデマンド・バスの予約を可能にするサービスの提供を、2023年7月に開始すると発表した。新サービスは、オンデマンド・バスを始めとする各種MaaS(Mobility as a Service)をワンパッケージで提供可能にする事業者向けのサービスのオプション(「LINE連携オプション」)として提供する予定だ。

  • 事業者LINE公式アカウントのイメージ

  • オンデマンド・バス予約のトップ画面

同サービスは、LINEの画面から直感的な操作で予約ができるというシンプルなUI(ユーザー・インターフェース)が特徴という。 多機能なスマートフォン用アプリの操作に不安がある高齢者などの利用を想定して、予約に必要な最低限の機能に絞っているとのこと。

同社は同サービスの提供を通して、デジタル・デバイドを解消し、高齢者のオンデマンド・バスの利用を促進すると共に、今後も生活者個々に寄り添ったサービスの提供を進めていくとしている。

なお、同社のサービスを使用してデマンド型の乗合タクシーを運行している群馬県富岡市では、同サービスによるLINEからの予約機能を2023年3月中旬に先行して導入する予定とのこと。

同サービスでは、利用者は事業者のLINE公式アカウントの画面からワンタップでオンデマンド・バスの予約画面へ遷移できるという。

LINE公式アカウントを持たない事業者には、ノウハウを持つ外部の企業と連携して、LINE公式アカウントの作成や初期設定などをサポートするサービスを提供する予定だ。

  • 乗車場所の選択画面

  • 希望時刻の選択画面

ユーザーの操作画面では、乗降場所や乗車日時などの選択肢を全て大きくわかりやすいボタン型で表示しているといい、意図しないボタンを押したり操作に迷ったりすることは無いとしている。

また、「よく使う場所」として乗降場所をお気に入り登録しておくことで、より簡単に乗降場所の選択が可能という。

  • 予約完了画面

  • トークルームへの予約内容通知

予約完了後は、LINE公式アカウントのトークルームに予約内容を自動で通知する。 利用者は、LINE公式アカウントの画面を開くだけで予約を随時確認できるとのこと。