NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月25日、日本国内で提供している5G・IoTソリューションの一部を体験できる常設ショールーム「Customer Experience Center」(CEC)を10月27日にタイのバンコクに開設すると発表した。

同施設では、タイにおいても導入可能な8つのソリューションを展示する。顧客が5G・IoTソリューションを体験することで、導入前の不安や疑問を解消し、DX(デジタルトランスフォーメーション)に必要なソリューションを納得して選択できるよう支援するという。

同施設の特徴としては、「展示ソリューションはすべてタイ現地で導入可能」「産業・業種によって最適なソリューションを提案」「日本語、タイ語、英語の3カ国語で対応可能」という3点が挙げられている。

同施設では、以下のソリューションが展示される。

  • 膨大な映像データを現場でリアルタイムに処理できるエッジAIを活用した映像解析ソリューション「EDGEMATRIX」
  • 360°空間を手軽にリアルタイムで共有できるソリューション「AVATOUR」
  • 音声操作に対応しハンズフリーで使えるスマートグラス「RealWear」
  • 設備にセンサーを取り付けて稼働状況を可視化、分析し生産性改善を図る製造ライン遠隔モニタリングサービス「iXacs」
  • 既存設備にセンサーを外付けし、稼働状況の見える化・分析ができるソリューション「Docomo IoT製造ライン分析」
  • 建設現場における施工プロセス全体のあらゆるデータをICTで有機的につなぐことで、測量から検査まで現場のすべてを可視化し、安全で生産性の高い現場を実現するソリューション「Smart Construction」
  • 車両の運行・運転状況をリアルタイムかつ正確に把握できるソリューション「GPS Fleet Management」
  • SMSを利用した、社員向け安否確認や情報共有に最適な一斉連絡ツール「SMS一斉連絡サービス」
  • 左からAVATOUR、RealWear、iXacs

同社は、タイ以外の東南アジア諸国においても、日系の顧客に5G・IoTソリューションを提供することで、DX推進を支援していきたい考え。