KPMG FASは8月30日、データアナリティクスを用いて企業の売上向上、利益拡大を価格戦略面から支援する「プライシングの最適化」サービスのリリースを発表した。

同サービスは、データサイエンスを用いて、価格を軸にした販売量予測の回帰モデルとそれに基づいて価格を変化する手法を採用しており、価格に与える要素を統計的に分析して「利益を最大化する価格帯」を導き出すことができるという。

具体的には、現状の競合状況や市場の需要動向などの多様な要因がいかに価格政策に影響を与えるか、その関係性をダイナミックに把握しながら最適な価格を分析する。

また、同サービスと併せて、同社は統合されたデータ、プライシング・モデル、プライシング・ダッシュボードからなる「プライシング・ツール」を顧客ごとにカスタマイズした形で提供する。ダッシュボードでは、トレンドの確認や競合商品の影響度把握に加えて、価格を変更した際に販売量・売上・利益がどの程度変わるかをシミュレーションできる。