NECネッツエスアイは7月7日、同社の技術拠点である新川崎テクニカルベースにおいてローカル5G(Sub6帯)の商用局免許を取得し、ローカル5G環境を活用した技術者の育成を開始したと発表した。

今回の取り組みは次世代ネットワーク人材の強化を目的としたもので、同社は今後、ローカル5Gの導入に向けたコンサルティングから保守まで、ワンストップに対応できる人材の育成を進めていく。

なお、新川崎テクニカルベースには、ネットワークの仕様協議・エリア設計のための置局シミュレーション技術や設計・構築のための干渉調査、エリア強度/データ通信の測定技術など、ローカル5Gを活用した高度な教育が実施できる環境を整備した。

  • 新川崎テクニカルベースではローカル5G基地局からの電波測定が可能だ

    新川崎テクニカルベースではローカル5G基地局からの電波測定が可能だ

  • 次世代ネットワーク人材の育成に向けて回線品質の解析指導などを行う

    次世代ネットワーク人材の育成に向けて回線品質の解析指導などを行う

同社は次世代ネットワーク人材の育成を通じて、インフラ事業者やローカル5Gユーザーに対してインフラ構築から運用・DX(デジタルトランスフォーメーション)サービス領域まで幅広く展開できる体制の整備を進める。併せて、今回構築したローカル5G環境を活用して、新たなDXサービスの創出に向けたソリューションやデバイスの検証、各ベンダー機器との相互接続性試験などを顧客企業とともに取り組むという。