エクステンシブルは6月3日、主要都市圏にある企業で働くオフィスワーカー444名を対象に5月10日~11日に実施した「ポストコロナ時代に必要な働き方」に関する調査の結果を発表した。

「主な勤務地」を質問したアンケートでは、オフィス出社を選択した人は70.9%にとどまり、約3割はオフィス出社以外が主な勤務地となっていることが判明した。 オフィス出社以外の選択肢としては、「自宅(62.7%)」「サテライトオフィス(14.0%)」に次いで、「バーチャルオフィス」を選択した人も11.7%存在しているという。

  • 主な勤務地の調査 引用:「ポストコロナ時代に必要な働き方」に関する調査

また、「テレワークにおける働く場の工夫」については、「何もしていない」と回答したのは42.7%であり、約6割の人が何らかの工夫または環境整備を行っていることがわかった。具体的な工夫としては「自宅のテレワーク環境整備(34.0%)」が最も多く、「コワーキングスペースの利用(16.3%)」「自分が住みたい場所に居住地を変えた(14.5%)」が続いている。

「口頭でのコミュニケーション手段」としては、「対面での打合せ」「電話」「ビデオ会議(カメラあり)」「ビデオ会議(音声のみ)」がそれぞれ50%程度。「ビジネスチャット(53.8%)」「バーチャルオフィス(13.5%)」も含め、オンラインツールの利用が一般化していることがうかがえるという。

「コミュニケーション量」についての質問では、全てのパターン(上司・部下・同僚・他部署・顧客)において、約4~5割の人が「変わらない」と回答したという。 一方、全てのパターンで「減少」が「増加」を上回っており、全体としてのコミュニケーション量はコロナ前後で減少しているという。

  • コミュニケーション量の調査 引用:「ポストコロナ時代に必要な働き方」に関する調査

コミュニケーション満足度も全てのパターンにおいて、約5~6割の人が「変わらない」と回答。一方、全てのパターンで「低下」が「上昇」を上回っており、全体としてのコミュニケーション満足度はコロナ前後で低下しているという。