キリンホールディングスは26日、AIを活用した調剤薬局向け置き薬サービス「premedi(プリメディ)」の首都圏でのテスト展開の開始を発表した。

首都圏を中心として年間で100店舗の薬局への展開を目指す「premedi」は、調剤薬局の在庫欠品リスクを独自のAI予測リコメンドを活用した置き薬サービスで回避しようというもので、同社の社内新規事業公募制度「キリンビジネスチャレンジ」から生まれている。

調剤薬局の過去の出荷データの解析から、頻度は低くくても調剤の可能性のある医薬品を約100種類提案し、保管棚も貸し出し。同社の販売パートナーが医薬品を小ロットで販売し、使用期限に近づくと買い取るという仕組みで、使用分はオンラインで発注し補充できる。医薬品の欠品リスクを防ぎ、適正な在庫管理を目指すもので、調剤薬局に向けたAI活用の置き薬サービスと言える。

  • premediの概要(同社資料より)

    premediの概要(同社資料より)

店舗設置イメージ(同社資料より)

店舗設置イメージ(同社資料より)

事業開発担当者であるキリンホールディングス ヘルスサイエンス事業本部 新規事業グループ 田中 吉隆さんは、「薬剤師さんが、患者さんの症状を確認しながら健康な生活を送るために多様な提案を行っていることに感動した一方、在庫管理作業に必要以上の時間が割かれるのは社会にとって大きな機会ロスだと感じました。薬剤師さんが本来の役割である患者さんへの対人業務に時間を割き、より働きがいのある環境が生み出せれば、患者さん、そして日本中を元気にすることができるのではないかと考えました」と事業構想の契機を述べている。