NTTデータは3月16日、2022年4月から本社が入居する豊洲センタービルおよび同アネックスで使用する全電力を100%再生可能エネルギー(以下、再エネ)として運営を開始することを発表した。

  • 豊洲センタービルおよび豊洲センタービルアネックス外観

同社は、国際的な共同イニシアチブであるSBT(Science Based Targets)イニシアチブが提唱する、SBT1.5度(気候変動による地球の気温上昇を産業革命前に比べて2度未満に抑え、さらに1.5℃未満を目標にする取り組み)を2030年までの目標に掲げている。また、2040年のカーボンニュートラルを目指す。

これらの目標に資するため、同社は豊洲センタービルおよび同アネックスで使用する全電力を再エネとすることを決めたという。豊洲センタービルではトラッキング付FIT(Feed-in Tariff)非化石証書付電力を利用し、アネックスでは非FIT非化石証書付電力を利用する。なお、この2棟はピーク時には約1.5万人が使用しているとのことだ。

さらに同日、同社の主要サービスである決済および金融関連のANSER、CAFISに加えて、DX(デジタルトランスフォーメーション)基盤のOpenCanvasについても、これらの運用で使用する全電力を100%再エネとすることを発表している。

  • 豊洲センタービル内のINFORIUM豊洲イノベーションセンター