レノボ・ジャパンは2月15日、クライアントデバイス状況の可視化を実現し、管理業務をサポートするLenovo Deployment Assistant(LDA)、Lenovo Manageability Commander(LMC)の提供を開始した。

  • 新たなエンドポイント管理ソフトウェア製品群をリリース

LDAは、エンタープライズユーザーが利用しているMicrosoft Endpoint Configuration Manager(MECM)と連携することで、Configuration Managerコンソールから同社のThink製品のユーティリティの管理やインベントリ情報の収集を支援するツール。

  • 「Lenovo Deployment Assistant(LDA)」

対象となるユーティリティは、ThinkPadやThinkCentre、ThinkStation固有の設定のカスタマイズやドライバのアップデートを提供するLenovo Commercial Vantageをはじめ、Lenovo System Update、Lenovo Thin Installer、Lenovo Diagnostics、Lenovo PC Odometer、Lenovo Dock Managerとなる。

また、BIOS設定や保証情報など、レノボ製品固有のインベントリー情報の収集も可能。さらに、同社の純正ユーティリティやインベントリデータ構成アイテムの更新の通知とアップデート機能を提供する。LDAのライセンス価格は、デバイス1台あたり660円(税込)。

  • 「Lenovo Deployment Assistant(LDA)の画面

Lenovo Manageability Commander(LMC)は、遠隔でのデバイス診断を可能にする管理ソフトウェア。Windows Server上で動作する。

  • 「Lenovo Manageability Commander(LMC)」

社内ネットワーク上に存在する対応デバイスの自動検知とソフトウェア・ハードウェア両面でのインベントリ情報の可視化できる。

インテル vProプラットフォームなどを搭載したThinkPad、ThinkCentre、ThinkStationのハードウェア、ソフトウェア両面のインベントリ情報を一元管理可能で、インテル vProプラットフォームで利用できるインテル Endpoint Management Assistant(EMA)との連携により、リモートデスクトップやターミナルへの遠隔アクセスなど、vPro機能を活用可能。ライセンス費用は1台あたり1,320円(税込)。

  • Lenovo Manageability Commander(LMC)の画面

cレノボ・ジャパン 執行役員 サービスセールス事業部 上村省吾氏

レノボ・ジャパン 執行役員 サービスセールス事業部 上村省吾氏は「現在は、緊急対応としての在宅勤務から場所を問わないハイブリッドワークをどう継続してやっていくかがテーマ。従業員が最適な環境を能動的に選ぶ時代が到来した。クラウド化の進展とIT部門に求められる役割の変化で、IT部門に負荷がかかっている。場所を問わずにガバナンスやサポートレベルを担保する仕組みの導入する必要がある」と、2つの新たなツールを提供する背景を説明した。