レノボ・ジャパンは10月27日、都市環境を改善し、優しさの上に成り立つ未来都市の普遍的ビジョンとして、「Kind City」プロジェクトを発表した。

Kind Cityはクラウドソーシングによる大規模な公開調査で、世界各国の人々の意見を集めることで、「優しさの上に成り立つ未来都市」のあるべき姿を共創する。本プロジェクトのためにレノボが事前におこなった国際調査で得られたインサイトや、都市居住者と世界の優秀な専門家によるインタラクティブなポッドキャストも提供し、より共感できる未来を目指すとしている。

同社は今回、Kind Cityプロジェクトの舵取り役として、世界的な思想家や各分野の専門家を集めた「Kind Council」を創設。カウンシルには、英国系アメリカ人のファッションデザイナーで慈善家のタン・フランス氏、発明家としてTIME誌の2020年「キッド・オブ・ザ・イヤー」に選出されたギタンジャリ・ラオ氏、ブラジル人ラッパーのエミシーダ氏、英国人ロボット科学者のピーター・スコット=モーガン博士、ドイツ人の未来学者のウーナ・ストラザーン氏、日本人で教育起業家の平原依文氏などが名を連ねている。

このプロジェクトでは、クラウドソーシングの手法を用いて世界中の人から「優しさの上に成り立つ未来都市」のあるべき姿についての提言・意見を募集している。共感的でインクルシーブなコミュニティとはどういう姿であるべきか、何を優先するかなど、広く意見を募るという。

レノボのマイクロサイト「KindCity.com」から、 「The future of the Kind City will…(Kind Cityの未来とは・・・)」の 提言に記入するだけで参加でき、日本語も可能だという。集まった意見はAIによって10の理念に整理され、後日世界各国で提言される。