東陽テクニカは2月8日、インクレディビルドジャパンが提供する開発高速化ツール「Incredibuild」の販売を開始すると発表した。

  • 「Incredibuild」の並列高速処理

同ツールは、独自の分散並列処理技術により、ローカルマシンだけでなくネットワーク上の他のマシンや仮想マシンに、ビルドや時間のかかるタスクを分散して並行処理することで、開発プロセスを高速化するツール。ビルドだけでなく、さまざまな開発環境と連携して、コード解析、テスト、シミュレーションなどのマルチプロセス処理を高速化する。7時間かかるビルドを30分に短縮できるとしている。

同ツールにより、これまで夜間に開始して日をまたいでいたビルド(夜間ビルド)も、日中の実行・結果確認ができるようになる。業務改善を実現するとともに、リアルタイムのバグ修正も可能。また、ビルドやリビルドを気軽に実行したり、節約した時間でテストの回数を増やしたりすることも可能だ。

同社は同ツールの販売を通じて、企業における開発コストの削減、品質向上、優れた製品の素早いリリースにつなげる方針だ。