GNUプロジェクトは現地時間2022年2月1日、GNU Screen バージョン4.9.0のリリースをメーリングリストで報告した。2年ぶりのバージョンアップとなる本バージョンでは、各ウィンドウに表示されるハードステータスのエンコードオプションや、OpenBSD上で実行時の仕様変更が加わっている。また、ハングアップの恐れがある結合文字処理の修正や、CVE-2021-26937で報告されたUTF-8文字列利用時の脆弱性も修正された。詳細な変更点はGitの変更ログを参照してほしい。

  • GNU Screenによる画面分割

    GNU Screenによる画面分割

GNU ScreenはCUI環境で画面を分割し、複数端末への接続や、システム状態を監視しながらツールの動作を検証するなど、多くの場面で使われてきた。「Ctrl」+「a」キー→「S」キーによる画面水平分割などに懐かしさを感じる方も少なくないだろう。Windows環境ではWindowsターミナルが画面分割機能やタブ機能を備えているため、以前のように多用する場面は少ないものの、関心をお持ちの方はソースコードをコンパイルしてほしい。GNU Screenのソースコードはftp.gnu.orgから入手できる。