ヤフーは10月19日、「Yahoo!ニュース」が提供する「Yahoo!ニュース コメント」(コメント欄)の健全化を目指すための取り組みを強化すると発表した。

  • コメント欄の健全化に向けた取り組みを進めるとのことだ

具体的な取り組みとして、コメント投稿時の注意メッセージの掲出内容を変更する。同社では以前から、AIによって違反と判定されたコメントを複数回投稿しているユーザーに対して、コメント内容の再考を促すためのメッセージを提出している。この注意メッセージの表現をより強め、「コメントの投稿ができなくなる可能性がある」と警告する。また、違反コメントを複数にわたって投稿したユーザーを対象とした「投稿停止措置」の対象を拡大し、措置を厳格化するとしている。

  • コメント投稿時の注意メッセージの掲出内容を変更する

さらに同社は、記事単位でコメント欄を自動的に非表示とする機能を導入する。一定数以上のコメントが投稿されている記事を対象に、AIが判定した違反コメント数などの基準に従って、コメント欄を自動的に非表示にするとのことだ。コメント欄の非表示については、客観的かつ恣意性のない基準を設けるとともに、個別の違反コメントの削除や、違反コメント投稿者に対する厳正な対処も進める。

  • コメント欄が非表示になっている記事のイメージ

加えて、第49回衆議院選挙の選挙運動期間中には、政治カテゴリに掲載されるすべての記事において、コメント投稿時に特別な注意メッセージを掲出する。多様な意見の尊重と公正な選挙の実現に配慮して、選挙の公正の阻害や、選挙結果に影響を与え得る虚偽のコメント記載を抑止する目的だ。

  • 選挙期間中に掲出される注意メッセージのイメージ