花王は、グループ会社の花王ビューティブランズカウンセリングの美容部員約6,000名を対象にAI活用の通勤費・交通費自動精算システムを導入したことを発表した。

百貨店などの化粧品売り場に勤務する美容部員は約6,000名。勤務地が異なるため、通勤や交通に関わる経費精算も複雑だ。4月から導入したMiletos社の経費領域専門AIプロダクト「SAPPHIRE」(サファイア)は、AIとデータを用いた経費精算の自動チェックを可能にするプラットフォームで昨年11月に通勤・交通費の精算自動化機能の提供を開始している。AIとデータを高度に活用することで申請や承認の入力が不要になるもので、今回導入した花王では、基幹システムと連携し、入力・確認・承認にかかる年間約55,000時間、約1.5億円のコスト減を見込んでいる。

  • システムの概要(同社資料より)

    システムの概要(同社資料より)