インターステラテクノロジズ(IST)は6月1日、2020年に打ち上げを予定しつつ、エンジンの不着火問題などにより打ち上げを延期していた「MOMO7号機(ねじのロケット)」の新たな打ち上げ日を今夏に決定したと発表した。

  • ねじのロケット

    2020年7月26日に予定されていた「ねじのロケット」の打ち上げは、エンジンの不着火問題が発生したため延期となっていた。今回、その不具合を解消した改良型エンジンや艤装の設計変更などを行い、打ち上げ予定を2021年夏に行う予定であることが明らかにされた

今回打ち上げを目指す「ねじのロケット」は、不具合の対策ならびにロケット打ち上げの信頼性向上を目的としたMOMO向け改良版エンジンを新たに搭載した新モデルへと変更。艤装の設計変更なども行うことで、製造工数や打ち上げ運用の削減を可能としたという。

  • ねじのロケット

    改良などを施した新たな「ねじのロケット」の外観

なお、同社では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染懸念を鑑み、打ち上げについては完全無観客で実施する予定としており、来町の自粛やパトロールによる声掛けの強化などを行っていくともしている。