三井化学と日本アイ・ビー・エムは26日、ブロックチェーン技術を活用した資源循環プラットフォーム構築への協働開始を発表した。

両社が目指す資源循環プラットフォームは、原材料から製造・販売・使用、回収から再利用までのサイクルでトレーサビリティ(追跡可能性)を担保するもので、部品サプライヤー、販売店、回収業、リサイクル業、解体・破砕業など資源再利用に携わる各ステークスホルダーが参加する仕組み。世界規模で需要が拡大する一方で環境問題も指摘されるプラスチック素材を対象に、リサイクル原料の製造・検査工程や物性・品質情報なども可視化し、各ステークスホルダーが追跡できるシステムの構築を目指す。IBMのパブリッククラウドであるIBM CloudとIBM Blockchain Platformでの構築が予定されている。

  • ブロックチェーン技術を活用した資源循環プラットフォームの概要(同社資料より)

    ブロックチェーン技術を活用した資源循環プラットフォームの概要(同社資料より)