米Veeam Softwareは4月28日(現地時間)、バックアップとリカバリのためのエンタープライズ向けソリューションである「Veeam Backup for Microsoft Azure」の一般提供開始を発表した。

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新ソリューションは、Azureのアプリケーションやデータのバックアップとリカバリをネイティブに行う包括的なエンタープライズ対応ソリューションを提供する。

Azureとの統合強化により、Azure Marketplaceからのターンキー導入で数分以内にデータ保護を開始するという。さらに、多くのリストアポイントに対するネイティブスナップショットの自動化、Azure Blob Storageへのバックアップ、高速な完全復元、ファイルレベルの復元が可能とのこと。

マルチクラウド環境でのCloud Mobilityは、クラウド/仮想/物理環境にわたってバックアップ、復元、移行を可能にするVeeamのポータブル・バックアップ・フォーマットにより実現するとしている。

同ソリューションには無償版と有償版があり、いずれもAzure Marketplaceから導入できるという。

無償版はリストアが無制限であり、Azureで稼働する仮想マシンを10台までバックアップ可能。一方有償版は、Veeamユニバーサルライセンス(VUL)でのライセンス供与となり、単一プラットフォームでのCloud Data Managementソリューション向けに、Veeam Backup & Replicationとの統合が可能とのこと。