セキュリティアップデート「KB4524244」を適用したのであれば、注意が必要だ。KB4524244はサードパーティ製のUEFI (Unified Extensible Firmware Interface)ブートマネージャにおける脆弱性を修正するためのアップデートとされているが、このアップデートを適用したユーザーからデバイスのリセット(Reset this PC、Push Button Reset、PCを初期状態に戻す)機能が利用できなくなったという報告が上がっている。Microsoftは報告を受けて、KB4524244の配布を既に中止している。

KB4524244については、次のページに情報がまとまっている。

  • Security update for Windows 10、version 1607、1703、1709、1803、1809、1903 and 1909: February 11、2020

    Security update for Windows 10, version 1607, 1703, 1709, 1803, 1809, 1903 and 1909: February 11, 2020

  • 使えなくなるとされる「このPCを初期状態に戻す」機能

    使えなくなるとされる「このPCを初期状態に戻す」機能

このセキュリティアップデートはスタンドアローンで提供されたもので、実際に適用したユーザーはそれほど多くないと見られる。もし、このセキュリティアップデートを適用してしまったのであれば、アンインストールしておいたほうがよいと考えられる。

  • 設定アプリケーション→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から「更新の履歴を表示する」をクリック

    設定アプリケーション→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から「更新の履歴を表示する」をクリック

  • 「更新の履歴を表示する」から「更新プログラムをアンインストールする」とクリック

    「更新の履歴を表示する」から「更新プログラムをアンインストールする」とクリック

  • インストールされた更新プログラムから該当アップデートを選択してアンインストールを実施

    インストールされた更新プログラムから該当アップデートを選択してアンインストールを実施

インストールしてしまった更新プログラムは、コントロールパネル経由でアンインストールが可能。設定アプリケーションから「更新とセキュリティ」→「Windows Update」→「更新の履歴を表示する」→「更新プログラムをアンインストールする」を選択していくことで該当アプリケーションを起動することができる。