GitHubはこのほど、GitHubの使用状況をまとめたデータを「The State of the Octoverse|The State of the Octoverse celebrates a year of building across teams, time zones, and millions of merged pull requests.」として公開した。GitHubがどのような国や地位から、どのような使われ方をしているのかが詳しくまとまっている。

GitHubは年々、米国以外からの利用が大きく増加する傾向を見せている。最新のデータによると全体の約80%が米国外からの利用だとされている。

  • コントリビュータの米国:米国外総数推移グラフ - 資料: GitHub提供

    コントリビュータの米国:米国外総数推移グラフ - 資料: GitHub

米国以外からの利用では中国が他よりも抜きん出て多く、これにインド、ドイツ、イギリス、日本、カナダ、フランス、ロシア、ブラジルが続いている。米国外の国としては日本は5位、米国も含めた場合は6位の利用国ということになる。

  • 国別使用量グラフ(米国を除く) - 資料: GitHub提供

    国別使用量グラフ(米国を除く) - 資料: GitHub

それ以外の点では、2019年は日本においてオープンソースコントリビュータの成長率が著しかった点が注目される。日本のコントリビュータの成長率は60%で、香港とシンガポールに次いで3位のポジションを確保している。

  • 国別コントリビュータ成長率グラフ - 資料: GitHub提供

    国別コントリビュータ成長率グラフ - 資料: GitHub

GitHubは特にオープンソース・ソフトウェアの開発者でよく使われているホスティングサービス。現在では、企業もGitHubで自社のオープンソース・ソフトウェアを開発しているほか、エンタープライズ版を使って自社ソフトウェアの開発なども行っている。現状、GitHubはソフトウェア開発においてデファクトスタンダードのプラットフォームとなっており、GitHubの公開するデータには実際に大規模に使われているという説得力がある。