キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は10月21日、中小オフィス向けIT支援サービス「HOME(ホーム)」の新サービスとして、ハイブリッドストレージサービス「HOME type-SL(ホーム タイプエスエル)」を同29日から提供すると発表した。価格は通常版が初期費用34万8000円(税別)、月額利用料が6000円(同)、5年パックが65万8000円(同)。

新サービスはSSD搭載のローカルストレージ「HOME-BOX Local」とクラウドストレージ「HOME-BOX2」がシームレスに連携し、共有領域(200GB)とバックアップ領域(300GB)を提供する。

  • 「HOME type-SL」の利用イメージ

    「HOME type-SL」の利用イメージ

クラウドサービスの拡張性を合わせ持ちストレージ領域の拡大も可能なため、社内利用の際にはHOME-BOX Localにキャッシュされたデータ(最大150GB)に直接アクセスすることで快適なレスポンスで利用できるという。

データはリアルタイムで同期され、外出先やリモートワークでも社内とのタイムラグのないデータ共有を実現しており、クラウド上の共有データは複製保管されると同時に、社内外問わずWindows PCのバックアップも3世代分自動取得されるため、BCP(事業継続計画)やランサムウェア対策にも有効だとしている。

運用面では「HOMEコンタクトセンター」がHOME-BOX LocalのCPU/SSDの稼働状況やHOME-BOX2との連携をリアルタイムで監視し、故障や予兆も迅速に対応するほか、ランサムウェア感染などでデータの復旧が必要となった場合のリカバリー支援をはじめとした見守り型支援サービスを提供するという。

同社は、新サービスをグループの直販部門やビジネスパートナーの販売チャネル経由で提供し、クラウドビジネス強化の一環としてHOMEを展開することで2022年までに累計7万社の契約を目指す。