アット東京は7月23日、ネットワークの最適化を行う「Cloud Direct Connect Pack(クラウドダイレクトコネクトパック)」の提供を開始すると発表した。
Cloud Direct Connect Packは、顧客の拠点からアット東京のデータセンター(DC)に接続し、同社をネットワークの集約ポイントとして利用することでネットワークの最適化を行うサービス。エンタープライズの顧客や各サービス事業を行う顧客に最適なネットワーク環境を提供するという。
同サービスは機器構成がシンプルになり、各サーバ間通信のルートの最適化と低遅延の通信を可能とし、設備および通信コストの削減ができるほか、新たなサービスを利用する際の対応がスピーディになるという利点があるという。
また、同社のDC内には複数のメガクラウドのダイレクト接続ポイントをはじめ、さまざまなサービス事業者の接続ポイントが設置されており、センター内でダイレクトに相互接続できることも特徴となっている。サービスにおける設備の構築にあたり、顧客のネットワーク環境や将来的な要件に合わせた環境提供を可能とし、「FULL PACK(お手軽パック)」「BYO PACK(持込パック)」の2種類のサービスパックから選択できる。
FULL PACKは同社のDC内で通信機器をホスティング利用することにより、DCのスぺ―ス契約をせずに接続環境を実現し、顧客の拠点までのネットワーク回線を含め、接続環境を同社がワンストップで提供する。
一方、BYO PACKは同社のDC内に顧客専用のラックスペースを契約し、持込機器で設備の構築を行うサービスパック。既設のWANネットワークを持つ顧客まも、同社にもう1回線敷設することでさまざまなサービスを利用できるようになることに加え、顧客専用のラックスペースにオンプレミスのデータベースやストレージを設置し、低遅延のハイブリッド環境を実現するとしている。