パーソルキャリアは6月3日、同社が運営する転職サービス「doda」において、「doda転職人気企業ランキング2019」として公開した。同ランキングは、22~59歳のビジネスパーソン5054人を対象に「転職したい会社」を調査した結果をまとめたもの。

第1位は、前年は第2位に甘んじたGoogleが奪取した。第2位以降は、トヨタ自動車、楽天、ソニー、アマゾンジャパンと続いている。第2位のトヨタ自動車はで前回と同様、3位以下の企業に倍以上のポイント差をつけた。前回から2つ順位を上げた楽天には、「イノベーションがあり、活気があるから」「時代に先行しているから」「もっとグローバルな企業になりそうだから」といった、企業の将来性や変革性を支持する声が多く寄せられたという。

ランキング上位30社の中で、前年から順位を大きく伸ばしたのは、5位「アマゾンジャパン」(前年14位)、7位「キーエンス」(同30位)、16位「ZOZO」(同123位)となった。

「キーエンス」は前年から23位順位を上げたが、回答者が挙げた理由は「給与・待遇がよさそう」(86%)、「優秀な社員が多そう」(61%)の割合が高かったという。

前年からプラス107位と大きく順位を上げた第16位の「ZOZO」には、「自由な社風と充実した福利厚生があるから」といった理由のほか、「社長に興味がある」「前澤社長の元で働いてみたい」という声も多く集まったとのこと。 

そのほか、今回のランキングの特徴として、建築・プラント・不動産業界の企業が躍進したという。第40位の「三井不動産」(前年第71位)や第42位の「三菱地所」(同88位)をはじめ、第72位「大成建設」(同189位)、第86位「積水ハウス」(同184位)、第123位「清水建設」(同230位)など、大手ディベロッパーやハウスメーカーがそろって順位を大きく上げている。

  • 総合ランキング 上位50社 資料:doda

  • 業種別ランキング 上位10社 資料:doda