日本ユニシスは2月1日、地域金融機関向けに法人顧客コンシェルジュサービス「CoreBAE(コアベイ)」の提供を開始したことを発表した。

  • 地域金融機関向け「CoreBAE」のイメージ(※今後、AI与信サービスなどの機能を拡充予定)

    地域金融機関向け「CoreBAE」のイメージ(※今後、AI与信サービスなどの機能を拡充予定)

CoreBAEは、地域金融機関が保有する取引データ・財務データと、ココペリのAIエンジンを活用し、新規優良顧客への有効なアプローチや取引先の本業支援に役立つ情報を提供する、地域金融機関向け法人顧客コンシェルジュサービス。

地域金融機関が事業性融資において直面している課題として、取引先の資金ニーズや経営課題の把握、企業間の商流・リレーションの把握、融資後の効果的なモニタリング方法などがあるが、「CoreBAE」は、タイムリーな取引先状況の把握、プロアクティブな取引先へのアプローチ、定量的なモニタリングなどを実現し、これらの課題を解決するという。

取引データを活用し、取引先の商流(仕入先・販売先)を把握。優良顧客となりうる新規取引先へのアプローチ方法を提供する「優良顧客獲得メニュー」や、AI ナビ(経営課題分析)、資金需要ニーズ、補助金助成金情報を提供する「取引先支援メニュー」といった機能を有する。

さらに今後は、API連携を踏まえた新サービスの提供など、さまざまな機能を拡充していくという。

日本ユニシスは、CoreBAEの提供により、地域金融機関の取引先への提案活動を高水準に一律化し、中小企業の成長機会の創出、経営課題の解決を実現することで、地域経済のさらなる活性化を進めていくとしている。