デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)と博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂アイ・スタジオの3社は10月4日、マガジンハウスとともに、地域振興のためのコンテンツマーケティング支援を目的としたソリューション「Local Marketing Studio」の提供を開始した。

DACによると、各地の観光地域づくりのかじ取り役を担う法人であるDMOや企業、自治体、観光協会、行政などが個々に発信する地域情報は、各所に散在しており、マーケティングに活用されていないのが現状。加えて、それら行政や企業は、「地域の魅力を伝える」という本来の目的達成が困難になっているという課題を抱えているいう。

提供を開始する「Local Marketing Studio」はこのような課題の解決を目指すもので、地域の魅力を発信したい行政や企業向けに、情報発信戦略の立案やコンテンツの制作・調達・キュレーション、コンテンツの配置と利用促進、情報拡散のためのメディア施策・インフルエンサー施策などを統合提案し、実施を支援する。 

なお、最適なコンテンツの選択や利用については、マガジンハウスのローカルネットワークメディア 「colocal」が担当。DACと博報堂アイ・スタジオ、博報堂DYメディアパートナーズのコンテンツマーケティング支援チーム「#SHAKER」がソリューション提供の母体となる。

  • 「Local Marketing Studio」体制イメージ

DACは今後、案件に応じて博報堂DYグループ各社と連携し、地域プロモーションに関するコンサルテーションからターゲット分析、デジタルマーケティング施策、オフラインにおけるキャンペーンやEコマースなど、あらゆるマーケティング施策をワンストップで支援するサービスを展開予定だとしている。