伊丹市とミマモルメ、アイテック阪急阪神、アルプス電気、キャットアイは、伊丹市内に整備された1,000台の安全・安心見守りネットワークに設置するビーコン受信器とネットワーク網、「阪神あんしんサービス まちなかミマモルメ」のためのアプリケーションシステムを活用して、ビーコン発信器を取り付けた自転車を盗難された際に、対象自転車の位置情報を検索する仕組みを構築することで、自転車盗難対策の社会実験を実施すると発表した。

伊丹市では、2016年1月から、街中に1000個のビーコン受信器の設置を開始し、同年3月から小学生と徘徊する認知症高齢者等に対する見守りサービス「まちなかミマモルメ」の運用を開始している。

今回の実証実験では、伊丹市が見守りネットワークを活用した自転車の見守り体制を提供、ミマモルメは盗難された自転車の位置情報を検索する仕組の提供、アイテック阪急阪神が事前検証支援、システム等に関する技術的助言を行い、アルプス電気がビーコン発信器の提供、キャットアイがビーコン発信器を取り付けるための専用リフレクターの提供を行う。

  • 実験概要

実験では、盗難が警察に届けられると、伊丹市にビーコンナンバーが伝えられ、伊丹市では、位置情報を検索し、カメラ画像とともに警察に情報提供する。

被検車両50台(市職員がモニターとなる)で、実験は5月より開始される。