ダイキン工業は2月21日、空調機から得られるデータを活用し、さまざまなパートナー企業と協業して空気・空間にまつわる新たな価値やサービスを生み出していくための、協創型プラットフォーム「CRESNECT(クレスネクト)」を開設すると発表した。

同プラットフォームでは、空調機にセンサーやカメラを追加で組み込むことによって、温度や湿度といった空調に関するデータだけでなく、空間の明るさや音、人の数や位置、動き方など人や空間にまつわる多くの情報を収集・蓄積し、同社やパートナー企業が利用できるようにする。そして、パートナー企業と協業しながら、オフィスでの生産性向上や健康維持に向けたデータの活用方法、新たな価値・サービスの創出を検討していく。

  • 空調機のIoTによる空間データプラットフォーム

    空気・空間のデータを活用した協創プラットフォーム「CRESNECT」のイメージ

初めのターゲットとしては、市場ニーズの高いオフィスビル空間を想定。また同社では、店舗や高齢者施設、病院、教育施設などにおいても、空気・空間のデータは、画期的なサービスやソリューションビジネスを生み出すための貴重な材料になり得ると考えており、さまざまな異業種の企業と連携しながら、あらゆる空間における新しい価値創造をめざして取り組んでいくとしている。