ソフトバンクグループで位置情報を用いたビッグデータ事業を行うAgoopは2月5日、最短10分前の人の流れを地図やグラフなどを用いてわかりやすく可視化するサービス「Kompreno(コンプレノ)」を開発し、同日から国内外で提供開始したことを発表した。

「Kompreno」は、スマートフォンのアプリケーションから取得した位置情報データを独自の技術で解析して人の流れを見える化した「流動人口データ」を、地図やグラフなどのビジュアルを用いて表示する「ダッシュボード」の形で可視化したサービス。世界の200以上の国と地域における、10分前から2週間前までの「流動人口データ」を、ウェブブラウザでいつでも簡単に確認・分析することができる。

  • 「Kompreno」利用イメージ

    「Kompreno」利用イメージ

まずは、観光地の分析や都市計画、出店計画などに利用できる人の流れや密集度、滞在時間、移動速度などの情報を可視化して提供する。今後は、細かな分析機能などを順次追加していく予定だ。

同サービスでは、人の密集度をメッシュごとに色を変えた「ヒートマップ」で表示する「密集度の可視化」、場所に滞在する人の平均的な時間を6段階(10分以内~3時間以上)で表示する「滞在時間の可視化」、どの方向にどのくらいの速度で移動しているかを表示する「移動速度と方向の可視化」などの機能を搭載している。

  • 人の密集度を可視化

    人の密集度を可視化

  • 滞在時間を可視化

    滞在時間を可視化

  • 移動速度と方向を可視化

    移動速度と方向を可視化

料金は基本料金30万円/月(税抜)〜で、利用範囲に応じて変動する。