東武鉄道とNTTドコモは5月22日、2016年11月に合意した第5世代移動通信方式(5G)サービス創出に向けた協力関係の下、東京スカイツリータウンで5Gを使ったサービスが体感できる「5Gトライアルサイト」を開始した。

「5Gトライアルサイト」の第1弾として同日、東京スカイツリーにおいて、5Gの試験電波を使った8Kライブ映像配信を実施し、天望デッキ(地上350m)からのライブ映像を再生することに成功したという。

8Kライブ映像の5G無線伝送の概要

また、同日から5月28日まで、東京ソラマチイーストヤード1Fに、東京スカイツリー天望デッキからの6つの4Kカメラを利用した180度ライブ映像配信をリアルタイムで大型液晶ビジョン3面により閲覧できるスペースを設けている。

東京スカイツリー4KマルチストリームLive配信の概要

加えて、4月21日に運行を開始した東武鉄道の新型特急車両「リバティ」では、5Gの特徴の1つである「多数端末接続」の例として、「リバティ」運転席から事前に撮影した4K映像を8台のタブレットに同時に再生するデモを実施したという。

「リバティ」における5Gによる多数端末接続デモの概要

以上の実証実験を行うことで、サービス利用に関する動向を分析し、今後の新しいサービスコンテンツの創出につなげていくとしている。