CData Software Japanは11月22日、「NoSQL DB&Big Dataドライバー」「Microsoft Accessドライバー」を日本語フルローカライズでリリースしたと発表した。

今回発表したのは、NoSQL DB&Big Dataドライバー6種類(Apache Cassandra用、MongoDB用、DynamoDB用、Couchbase用、Google BigQuery用、Azure Table用)と、Microsoft Accessドライバーの全7製品。

リリース製品一覧

NoSQL & Big Data ドライバー

NoSQL DBは、Webサービスやクラウドサービスの利用が拡大する中、アクセスデータやセンサーデータといったビッグデータを扱うデータベースとして、近年急速に利用が増加傾向にある。

一方、RDBはその堅牢さ以外にも、多くの企業の基盤システムでの利用実績、エンタープライズエンジニアの運用実績、充実したデータ連携ツールや帳票・BIツールの利用可能性などのメリットがあるという。

同社いわく、NNoSQL DB 上のデータと既存のRDB データとを統合して利用したい、NoSQL データを使って帳票作成、ビジュアライゼーション・BI ツールなどでの分析をしたいといったニーズが顕著になっているが、スキーマレスなNoSQLデータの統合および既存ツールでの利用には技術的に大きな困難があったという。

CData NoSQL DB & Big Data ドライバー利用例

同製品とETL/EAIなどのデータ連携を行うツールを組み合わせることで、NoSQLデータをテーブル型データとしてツールから利用することが可能となる。基幹業務システムのRDBとデータを統合して利用することでNoSQLデータを業務で活用できるという。

また、アクセスデータやセンサーデータを、BIツール、帳票ツール、Excelから参照したり、クエリすることが可能となる。ツール側にCDataドライバーを配置するだけで、RDBをデータソースと同感覚でNoSQL DBをシームレスにデータソースとして、ビジュアライゼーションや分析を行える。

Visual Studio やEclipseなどの開発環境にCDataドライバーを統合すれば、NoSQLデータと連携する.NET/Javaアプリケーションを容易に開発することも可能となる。

NoSQL DBデータと連携するカスタムアプリ開発の場合

Microsoft Access ドライバー

Microsoft OfficeツールであるAccessは、データベースツールとして使われているだけでなく、Javaアプリケーションのデータソースの一部として使われているケースも多くあるという。ただしJava 8以降、JDBC-ODBCブリッジが提供されなくなったため、JavaアプリケーションからAccessへの接続がサポートされなくなっており、Java 最新版へのアップデートをためらっていたり、Access からデータベースの移行を余儀なくされているユーザー企業が存在しているという。

CData JDBC Driver for Accessを使えば、カスタムJavaアプリケーションやJDBC を使うBI、帳票、ETLなどのツールからMicrosoft Accessへのシームレスな接続が可能になる。