インフォテリアとCerevoは協業し、企業が自社ニーズ適したIoT機器と対応ソフトウェア双方をカスタム開発できる「DIY型IoT」開発環境を2016年度第4四半期より提供すると発表した。

両社では、CerevoのIoT開発モジュール「BlueNinja」と、インフォテリアのIoT活用モバイルクラウド基盤「Platio」を連携させた取り組みを行う。

BlueNinjaは、試作から量産まで幅広くカバーしたIoT開発モジュール。Bluetooth Low EnergyとARM Cortex-M4Fコアを内蔵した、東芝の低消費電力SoC「TZ1001」を採用し、9軸センサ(加速度、角速度、地磁気)と気圧センサを搭載している。

Platioは、IoT機器を活用したアプリの開発とサーバ側プログラムの開発、アプリの配布、システム全体の運用をプログラミングの知識不要で利用できるプラットフォーム。利用者はカスタマイズ可能なテンプレートを利用してアプリを作成でき、そのデータベースはアプリのデータ構造から自動的にクラウド上に準備され、アプリの配布や更新が可能となる。

インフォテリアは、PlatioがBlueNinjaのプロファイルへ対応し、ワンタッチで繋げるようにするほか、BlueNinja用のPlatioテンプレートを加える。また、Platioのアプリ開発パートナーに向けて、BlueNinja対応アプリの開発促進を行うとした。

一方、Cerevoは、BlueNinja用のPlatio対応のファームウェアを用意するほか、BlueNinjaとPlatio双方に関するコンサルティングを提供する。

両社は今後、幅広い企業や現場におけるIoTの適切な活用のために、この「DIY型IoT」開発環境の促進を共同で行うともに、開発環境をさらに進化させるべく共同で研究、実証を行うとしている。