米Googleは5月26日(現地時間)、「Roboto」フォントファミリーのオープンソース化を発表した。

同社がRobotoを公開するのは今回が初めてではない。2011年にAndroid 4.0 (Ice Cream Sandwich)の一部としてApacheライセンスでリリースしているが、今回はRobotoのみのオープンソースプロジェクトとして、オープンソースツール向けに改良したツールチェーンを含めて公開した。

GoogleのデザイナーChristian Robertson氏が作成したRobotoは、AndroidやChrome OSのシステムフォントに採用されており、マテリアルデザインのデザインガイドラインでも利用が推奨されている。GoogleのUIやUXを支えるモダンで実用的なフォントである。Unicode 7.0に含まれる全てのラテン文字、キリル文字、ギリシャ文字、Unicode 8.0に含まれるラリ通貨シンボルをサポートするなど今も拡張し続けており、約13,000(フォントあたり1,071)だったグリフ数は40,000以上(フォントあたり3,350)に増加した。