プレイドは3月12日、これまでクローズドβ版として提供してきたウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」の正式版を公開した。KARTEのWebサイトから利用できる。

KARTEの操作画面

KARTE、Webサイトに数行のコードを埋め込むだけで、来訪者の特徴や行動をリアルタイムに解析し可視化し、個々の来訪者にあわせた接客を可能にするサービス。解析や接客を自動実行し、サイト運営者の手間を増やすことなく、訪来訪者に対して適切なアプローチを継続して行えることが特徴だという。

また、来訪者の「会員情報」や「閲覧情報」などを統合して解析する機能を搭載する。例えば、「どのサイトから訪問したのか」という条件を基に、「サイトでどのページを見ているのか」「何ページ見たのか」「どのぐらい滞在しているのか」といったサイト上でのいまの動きや状況をトリガーとして接客を自動実行できる。

クローズドβ版は、50サイト以上(3月11日時点)が導入し、これまでに解析したユニークユーザー数(UU数)が4,500万人、訪問数が1億2,000万件だという。新規会員獲得率が108%UP、購入率がサイト平均で30%UPした事例があるほか、約4倍の購入率を達成した事例もあるという。

クローズドβ版の導入企業

基本料金が5000円で、接客した回数に応じて料金が発生する従量課金制が基本。月間のユニークユーザー数が10万人以上のサイトは、月額固定料金と従量課金を選択できるエンタープライズ版を用意する。正式版の公開に合わせ、14日間限定で基本料が無料となるフリートライアルを用意する。