SpansionとISSIは、インタフェース「Spansion HyperBus」を搭載した「HyperRAM」製品を共同開発すると発表した。

NORフラッシュメモリ「HyperFlash」と「HyperRAM」コンポーネントを単一バス上で組み合わせることにより、コントローラピン数の削減、パッケージの小型化およびPCBデザインの簡素化が可能になる。また、DRAMの置き換えまたは削減する可能性を広げるため、性能を飛躍的に向上させながら、大幅なコスト削減が期待できるという。

今年2月、Spansionは「HyperBus」と同技術をベースにした「HyperFlash」を発表した。同デバイスは、パラレルNORフラッシュの1/3のピン数で、高速なQuad SPIの5倍に相当する、最大333MB/sの読み取りスループットを実現している。「HyperBus」は主要なSoCおよびマイコンメーカーに幅広く採用されている。

なお、2015年前半に最初の「HyperRAM」製品を発表する予定。また、両社はISSIとの長期サプライ契約に基づき、「HyperRAM」の販売権を持つことになる。