シャープは8月20日、4K動画撮影に対応し、1420mV/lux-secの高感度を実現したデジタルビデオカメラ向け1型1200万画素CMOSイメージセンサ「RJ5DY1BA0LT」を発表した。

同製品は、1型の光学サイズで4K動画撮影に適した3.1μm角の大型画素セルを採用。また、独自の画素セル技術を活用することで、1420mV/lux-secの高感度を実現した。これにより、明るいシーンはもとより暗いシーンでも鮮明な画像の撮影に貢献する。さらに、画素信号の読み出しの高速化と、少ない電力でデジタル変換する独自の回路技術を搭載。4K動画を60fpsで撮影する際に、420mWの低消費電力を実現し、イメージセンサの発熱を抑制できるため、搭載機器の放熱設計の簡略化に貢献するとともに、熱によるノイズの少ない高画質撮影を可能にしている。この他、1200万画素の静止画撮影にも対応し、デジタルスチルカメラ用途としても活用できる。

なお、サンプル価格は2万円(税込み)。すでにサンプル出荷を開始しており、量産は10月31日より開始する。

4K動画撮影に対応した1型1200万画素CMOSイメージセンサ「RJ5DY1BA0LT」