偉人の誕生日や記念日などを祝うため、特別なデザインとなるGoogleのロゴ「Doodle」。本日5月27日は、ベストセラー書籍「沈黙の春」の著者である生物学者 レイチェル・ルイーズ・カーソン(1907年5月27日~1964年4月14日)の生誕107周年を記念した特別デザインのロゴが公開されている。

5月27日のDoodleロゴ

レイチェル・ルイーズ・カーソンは、米国の生物学者。防疫対策の殺虫剤や農薬として広く使われていた化学物質・DDTの危険性やそれによる環境汚染について、著書「沈黙の春」の中で言及した。人類に繁栄をもたらす存在だとみられていた化学物質の負の側面に着目したことで、産業界などからは大きなバッシングを受けた。しかし、ケネディ大統領が彼女の主張を受けてDDTの調査を命じたことにより流れは一変。アースデイや国連人間環境会議など、のちの環境保護運動のさきがけとなった。

また、Doodleは1枚のイラストで構成されており、レイチェル・カーソンが水辺にたたずみ、生き物に囲まれている様子が表現されている。Doodleの中には、同書の中でDDTの影響を強く受けるとされた、鳥類や水棲生物が描かれている。

なお、マイナビニュースでは、Googleのこうした記念ロゴ「Doodle」の作り方に関するGoogle担当者へのインタビューを掲載しているので、併せて参照してみてほしい。