NTTドコモは3月26日、革新的なサービスや技術を持つベンチャー企業等を支援する「ドコモ・イノベーションビレッジ」の第3期プログラム参加チームを、3月26日から5月8日までの期間で募集すると発表した。

「ドコモ・イノベーションビレッジ」は、ドコモがベンチャー企業や開発者を様々な側面から支援する取り組みで、第3期プログラムでは、「Village Boot Camp」「Village Program」という2段階のステップで、6月下旬から11月上旬の約4か月半に渡って支援を行う。

「Village Boot Camp」では、書類と面接により選出されたチームに対して、専門家が集中的にメンタリングを行い、ビジネスプラン策定を支援し、「Village Boot Camp」に参加したチームから、「Village Program」への参加チームを選出する。

「Village Program」では、専門家によるメンタリング機会の提供に加えて、転換社債引受による最大500万円の資金提供や、共同オフィススペースをはじめとした開発環境の支援を行うほか、ドコモとの協業や、ドコモが運営するファンドからの出資も検討する。

また、第3期プログラムでは、ドコモと一体となってベンチャー企業を支援する「パートナーブースト企業」として、ソニーモバイルコミュニケーションズが新たに参加する。

募集テーマは「ビジネス領域不問」で、法人か今後起業を予定している個人であることが条件。応募する技術・ビジネスモデル・アイディアは、Village Programの終了までにβ版をリリースできるレベルのものが要求される。

パートナーブースト企業による支援では、ソニーモバイルコミュニケーションズが「Xperiaを10倍楽しく使えるサービス」、NTT西日本が「スマートデバイスを活用した新たな生活スタイルを実現するサービス」、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズが「オンラインストレージを中心とするパーソナルクラウドを活用した新しい生活スタイルを実現するサービス」、NTTぷららが「新しい総合ライフエンターテインメントを提案するスマートTVサービス」を求めており、これらの目的と合致したサービスにはそれぞれの企業から支援を受けられる。