東京・台場の日本科学未来館は9月10日、2013年12月7日から2014年5月6日までの期間の予定で、企画展「THE 世界一展」を開催すると発表した。

周りを海に囲まれた日本では、オリジナリティの高い伝統と文化の中で成長してきた産業やものづくりの文化が存在しており、暮らしの中の身近なところにもさまざまな文化や技術が実は満ち溢れている。

同企画展は、そうした日本が世界に誇る産業・文化を支える「技」に光をあて、オンリーワン技術、世界に自慢したい優れた製品・技術などを広く紹介することを目的として開催され、ものづくりから先端の研究に至るまで、「自然との共生」、「おもいやり」、「技を極める」という価値観・美意識とともに、成熟した日本の文化と産業技術の価値を改めて見直し、理解を深めることができるものになるという。

具体的には、1300年前から続く伊勢神宮の式年遷宮やたたら製鉄の技術、身近にある自動販売機、極小部品、そして宇宙開発など、日本の宝とも呼べる伝統、文化、技術などが170点以上展示される予定で、そうしたものを見ることで、日本という国のユニークさや価値を再発見・再認識してもらいたいと未来館ではコメントしている。

ちなみに、同企画展は未来館とナレッジキャピタルの共同企画であり、ナレッジキャピタル主催のもと、グランフロント大阪の開業に合わせたナレッジキャピタルの開業記念イベントとして2013年4月26日から9月1日までの期間、関西で開催されていたものと同様のものとなるという。

なお、会期は2013年12月7日~2014年5月6日(休館日は火曜日。ただし、祝日と春・冬休み期間中は開館。年末年始となる12月8日~1月1日は休館)。開催時間は10時~17時(入館は閉館時間の30分前まで)。場所は未来館 1階の企画展示ゾーンbとなる。入場料は大人が1000円、18歳以下が300円(8名以上の団体料金は、大人が800円、18歳以下が240円)となっている。

企画展「THE 世界一展」の会場イメージ