富士通は、昨年7月に発表した、ICTで農業経営を飛躍的に効率化させる食・農クラウド「Akisai(アキサイ、日本語通称:秋彩)」の検証・実践の場として、6月中旬より、同社の沼津工場内に、露地栽培と施設栽培からなる「Akisai農場」を開設すると発表した。

「Akisai農場」

食・農クラウド「Akisai」は、露地栽培・施設園芸・畜産に対し、生産・経営・販売といった農業経営全般を包括的に支援するサービス。「Akisai農場」では、農業の実践による栽培データの取得、取得したノウハウ・ナレッジの食・農クラウド「Akisai」への適用を目的に、クラウドサービス、ネットワーク技術、センサーなど、農業に関わる各種ICTやクラウド経由での遠隔操作の検証を行う。

農場の規模は、ハウス2棟(352平方メートル)、露地(約1,000平方メートル)で、栽培する野菜としては、仙寿菜、葉物野菜、キャベツ、大根など葉物や根菜を予定している。

実証イメージ