CSS-TricksにCSSティップスを紹介する記事「There's more to the CSS rem unit than font sizing」が掲載された。フォントのサイズ指定にrem単位を使う理由やその利点、vwの代替として使う方法が紹介されている。フォントのサイズ指定はCSSで頻用される機能。テクニックのひとつとして参考になる。

remはroot要素のフォントサイズに対する相対サイズとして機能する単位。root要素はこの場合htmlを指すことになり、ページにおいて唯一の値を持つことになる。似たような単位にemがあり、こちらは現在の要素のフォントサイズに対する相対サイズ。emを使ってサイズの調整をすることも多い。

emを使う場合の問題点は、親の要素のフォントサイズが変更されると、子の要素のフォントサイズも変更される点にある。最初からそのように設計しているなら問題ないが、大抵はすべてのネストされている子要素のフォントサイズを調整し直すことになる。remを使えばそういった問題を招くことはないというのが、前述した記事のティップスの主な内容。