ハッカー集団Anonymousに情報を提供したとして、Ruters(英Thomsen Reuters)のソーシャルメディア担当エディターが告発された。米司法省(DOJ)が3月14日(現地時間)に明らかにした。

告発されたのは、Reutersの米国ニューヨークオフィスでソーシャルメディア担当エディターを務めるMatthew Keys氏、26歳。2010年10月までTribune CompanyのKTXL FOX 40でWebプロデューサーを務めており、その後もう1社TV関連の職を経て、2012年にThomsen Reutersに入社した。Twitterでは約2万3000人のフォロワーを持ち、業界では知られた人物のようだ。

Keys氏は、2010年12月、直前まで勤務していたTribuneのサーバーにアクセスするための情報をAnonymousに提供したとして、3件の容疑がかけられている。

DOJが公開した書類によると、Keys氏はインターネット上のチャットフォーラムでTribune Companyの元社員としてログインに必要な情報をAnonymousのメンバーに提供、不正侵入を奨励したという。AnonymousがハッキングしたTribuneのサーバーのうち、少なくとも1台のサーバーがKeys氏が提供した情報を使用して不正侵入され、傘下グループ企業のLos Angeles Timesのニュース記事を改ざんにつながったと主張している。

Guardianなどの報道によると、Keys氏はチャットで"AESCracked"というハンドルネームを用い、「go fuck some shit up("めちゃくちゃにやってしまえ"のような意味)」と発言してハッキングを奨励したとのことだ。Reutersは、"Sabu"として知られるAnonymousのリーダー格のメンバーがTwitterで、AESCrackedとはKeys氏のことで、LATimes.comのサイトを乗っ取るための情報をハッカーに提供した、と述べていたと報じている。

Keys氏に対する起訴は、米カリフォルニア州東部地区裁判所で提出された。Reutersによると、最大で25年の禁固刑に処される可能性があるという。