総務省は9月28日、国内のインターネットにおけるトラフィックの実態を把握するために実施した集計・試算の結果を公表した。今回公表されたのは、インターネットサービスプロバイダ6社、インターネットエクスチェンジ5団体、および研究者の協力を得て行われた2012年5月時点の集計データ。

発表内容によると、5月時点のブロードバンドサービス契約者の総ダウンロードトラフィックは推定で約1.7Tbpsとなり、この半年間で8.1%増えている。年換算での増加量は16.2%増で、総ダウンロードトラフィックの増加傾向が続いている。

総アップロードトラフィックは推定で約658Gbpsで、引き続き減少傾向となっている。

また、1契約あたりのトラフィックはダウンロード・アップロードともに2010年5月集計時に減少し、ダウンロードはその後増加に転じている。

日本のトラフィックの推移(発表資料より)

1契約あたりのトラフィックの推移(発表資料より)

今回公表された「我が国のインターネットにおけるトラヒック総量の把握」はPDFで公開されている。