総務省は21日、無線LANに関する現状や問題点などを検討し改善するためとして、「無線LANビジネス研究会」を開催することを発表した。

同研究会は、スマートフォンなどモバイル端末の普及によりモバイルトラフィック量が急増している中で、今後、公衆無線LANが様々な形で提供されるであろうことを見込み、無線LANの安全な利用や普及に関する課題を抽出・整理して、必要な方策を検討することを目的としている。

検討事項には、公衆無線LANの普及方策(オフロード、ビジネス活性化、地方活性化、災害対応など)、セキュリティ対策、利用者啓発などが挙げられている。同研究会は3月23日に第1回会合を開催し、7月を目処に報告書の取りまとめを予定している。